ウズラ卵、食べてますか?

2017-01-17 14.34.16

 ああ、ハリポタが懐かしい・・・。
 世間では、第二次フクロウブームとでも申しますのでしょうか、フクロウの飼育羽数と来院数が増え・・・今年は酉年ということも手伝ってか、ハリスホークのメディアへの露出が増えているそうで、この鳥種も再びブームが訪れるのでは(?)という下馬評まで流れているほどの、空前の猛禽類ブーム・・・が、来るかもしれない、今日この頃です。

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本日、臨時休診です

2017-01-15 07.34.38
 1月15日(日)

 大雪のち晴れ。
 強風。

 朝起きると、そこは雪国だった。
 喜び勇んで写真なぞ撮っていると、助手から電話。

「車が動きませぇん(T~T)」

 はいはい、おやすみ。また明日。
 さらに電話。

「今日手術の予約を入れていた・・・」

 了解しております。
 命を賭けてまでして来るような、スゴイ用事ではありません。またの良き日に・・・。

 さ~て・・・。
 今日はお休みにします!

 そうだ、映画の『鉄道員(ぽっぽや)』の主題歌でも、大音量で待合に流しておこう・・・。

 

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『フリップフラッパーズ』うん・・・なんか、大団円だった!

2017-01-05 14.15.46
 1月5日(木)

 晴れ。
 強風。

「・・・荒んだ印象だ」

「なにがですか?」

「この壁の血だ。インコケージの壁だぞ?この場所に、猛禽を繋留してるわけではないのだぞ?」

「なにやったんですか?」

「・・・クランポンの毛引きだ」

 鷹連中こそ、こんな血まみれにしないで綺麗に餌を食べてるぞ?
 どんだけ、凄惨な印象を演出したいというのだ(ーー;

 結局、暇つぶしに鼻毛を抜いているのと変わらない行為の話なので、よほど四六時中構ってないと、この問題は解決しない。
 さすがに、一人では限界があるから、スタッフに構ってもらったりという事もやるわけだけれども、年末年始のように長期休暇があると、途端に目立つ様に成る。
 そう、猛禽類のように鷹狩りに連れ歩くというわけにはいかないから、いよいよ退屈と戦う、変化の無い引きこもり生活をさせてしまっている訳なのだが・・・。

 気前よく、新春のご挨拶しに来た業者に、見積もりを3件依頼(買うとは言っていない)
 すぐに壊れるとは思えないけれども、そろそろ値段を知っておきたい備品物品。

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ニホンイシガメ


2016-12-30 12.41.36

 見つけるたび、“これが最後の一匹なのでは?”という気がしてしまい、つい写真を撮ってしまいます。

 寒い中を元気に活動中の、ニホンイシガメのペアです。
 大きい方が雌です。
 当地に引っ越してきた10年前に比べて、めっきり遭遇頻度が減りました。

2羽居た・・・。


2016-11-30 13.13.322016-11-30 13.14.41

 11月30日(水)

 くもり。

 遠目に、この老眼の獣医にもソレと分かる巨大なシルエット。
 アオサギにしては、遠近がおかしい。
 コウノトリです。

 こんな時は、出すのは鷹じゃない。カメラです!

 驚いた事に、更に上流にはもう1羽居て、サギやウの群れに交じって餌の魚を捕って・・・ぁぁ、逃げてしまった。
 この10年で、この土地(豊橋市内)で見るのは、初めてだったかもしれません。

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マンソン裂頭条虫卵


マンソン裂頭条虫卵

 日常的に遭遇する条虫(サナダムシ)の中で、通常の検査によって寄生虫卵が検出されることのある、ほぼ唯一といってよい条虫が、本種です。

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眼底検査(オカメインコ)


2016-08-30 13.47.19
(眼底検査の様子。タオルで拘束した後、散瞳薬を使用し、散瞳が確認されたら、直接検眼鏡を用いて眼底を“のぞく”)

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散瞳

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 文献に書かれていた情報を追試する為に、使用可能とされる筋弛緩薬を溶解し点眼したところ、良好な瞳孔径の拡大が得られ、眼底の観察を行う事が出来ました(写真左)。
 

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眼底検査(無散瞳)

20101021 002
(フラッシュを焚いて写真撮影を行ったところ、偶然、オオタカの眼球内のペクテンが写っていた。眼底検査は、この構造の観察を故意に行おうとする行為である)

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肺吸虫とクロベンケイガニ

2012-08-10 06.10.47

 肺吸虫というのは、文字通り肺に寄生する寄生虫になるのですが、感染した動物が喀痰(たん)を飲み込むことで糞便中に寄生虫卵が見つかる様になるというユニークな生活環を持った寄生虫です。
 この寄生虫の感染には、中間宿主となる生き物が必要です。終宿主であるイヌやネコは、中間宿主である生物を食べる事によって肺吸虫に感染します。
 中間宿主にはザリガニやモクズガニ、サワガニなどが紹介されている事が多いのですが、おそらく当地で一番ありそうな中間宿主は、海の近くの草地や山林、川などで見かけるカニです。寄生虫学の教科書には、“汽水域のカニ”という事で、写真にある様なクロベンケイガニが紹介されております。ただし、実際には、アカテガニの様な他のカニの場合でも、この寄生虫の感染は起きているのではないかと考えられます。

 (本当はそうでもないという事はあるかもしれないが)どちらかというと、こういう生き物を食べる機会はネコに多い様です。
 つまり、この辺りの土地で、特に海の近くで暮らすネコさん達は、カニを食べてこの寄生虫に感染している事があるのです。

参考文献
新版家畜寄生虫病学, 朝倉書店, 1984

猛禽類のクリプトスポリジウム症について

 ヒトの食中毒の原因となる原虫類に、クリプトスポリジウムがあります。この寄生虫は、(ヒトも含めた)宿主となる動物が排泄したオーシストを含んだ糞便で汚染された水や食物を摂取したり、この寄生虫のオーシストが付着した土、ヒト、物に接触する事によって感染します。この寄⽣⾍のオーシストは、プールや飲み⽔の消毒に使⽤される通常の濃度の塩素では死滅しないので、世界中で水道水を介して(ヒトの)集団感染が発生したという報告があります(1)。

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Road Kill

2016-10-31 12.11.00

 路上は、こうした猛禽類の狩り場です。
 彼らは、路上に現れる様々な小動物(カエルなど)、轢死体を消費しています。

 ただし・・・猛禽類自身が、事故に見舞われる事が無い訳ではありません。

『モンスター・イン・パリ 響け!僕らの歌声』この博士っていったい・・・(^^;

2016-10-23 14.37.35
 10月24日(月)

 晴れ。

「どうしたんですか、コレ?」

「触るなあ!」

「いいじゃないですか。ひと缶くらい」

「そうやって、貴様、この10年間にどれ程の菓子と飲み物をかっさらっていった!」

「持って行っていません」

「嘘をつくなあ!」

 コカコーラのオンラインショップが閉店になるそうなので・・・4ヶ月分くらいのつもりで、あまり売っていない350mlの缶ジュースを買う。
 助手になんかやらんよ?

「こっちを見るな!」



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『ストライクウィッチーズ劇場版』見れば見るほど・・・わからん(^^;

2016-10-21 06.40.20
 10月22日(土)

 くもり。

「明日、働きに来てあげましょうか?」

「要らん!」

 ・・・この助手は、暇になりそうな空気を読んでは、出勤時間を増やそうとするのな(ーー;

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マダニの咬着

マダニ咬着20080626

 一般に“マダニ”と言いますが、この寄生虫には“フタトゲチマダニ”のように数多くの種が存在しており、これらを一つにまとめて“マダニ”という呼び方がされています。
 この寄生虫は、雑草の葉の裏などに潜んでおり、熱や二酸化炭素(つまり、動物の吐く息)に反応して宿主に向かって落下します。感染の時期は暖かい時期全体を通じてという事になるのですが、ノミに比べると涼しい時期によく見つかります。

 マダニの咬着はどの動物でも見つかるのですが、特に多いのはイヌです。一般に1~2匹がイヌの顔や前肢の足先などに付いているのが見つかる程度が普通なのですが、盛夏になると、動きの鈍くなった屋外に繋留されている老犬や病犬に数十~数百という数で大量に寄生しているのが見つかる事があります(写真)。この様な場合、マダニ1匹が吸血する血液量は極少量なのですが、全体として宿主が喪失する血液量はかなりのものになるので、宿主にとって致命的な状態を発生させてしまう場合があります。

 マダニは、コントロールの難しいいくつかの感染症をペットの動物やヒトに伝染す事があるので、気になる飼い主の方には通年の予防が推奨されます。

鞭虫卵

鞭虫卵

 イヌに、“いつまで経っても治らない”慢性下痢を引き起こす寄生虫の卵です。
 通常、繁殖施設の様なイヌの密度の高い場所で発生しますが、当地では、普通に飼育されている民家のイヌが、屋内飼育/屋外飼育を問わずに、感染している場合がある様です。

コクシジウムのオーシスト

犬コクシジウム20160707

 この寄生虫は、いずれの生き物であっても幼若動物で多く遭遇し、その生物の密度が高い場所を汚染します。
 つまり、イヌならば繁殖施設の子犬(販売されている子犬)、ネコならば牛舎や豚舎の出身の子猫が、この寄生虫を保有している事がよくあります。
 最近は、1回の使用でもコクシジウムを駆除出来る事のある、家畜用の効果の高い駆虫薬がイヌやネコにも使用されるようになったので、この寄生虫に遭遇する頻度は激減しました。

耳ダニ

20161021耳ダニ(イヌ)

 耳ダニは、イヌでもネコでも見つかる外部寄生虫ですが、イヌからイヌ、ネコからネコへと伝染り、イヌからネコ、あるいはネコからイヌへ伝染るという感染の仕方をしません。
 つまり、耳ダニは、イヌ同士、ネコ同士の接触のある場所で感染するのが普通です。この感染は、外気温や天候(雨や乾燥)の影響を受けるので、年によって遭遇の多い少ないがあります。

フィラリア陽性犬

20120329ミクロフィラリア

 感染後の年数が経過していないフィラリア感染犬は、直接鏡顕によってミクロフィラリアを検出する事によって診断出来ますが、少数寄生例や年月を経た感染では“オカルト感染”と呼ばれる状態に成るので、この方法では診断が出来なくなります。

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壷形吸虫卵


20161020壷形吸虫

 カエルを食べているイヌやネコの、お腹に湧く寄生虫です。ヘビやトカゲを食べても、感染があるかもしれません。
 当地は周囲が水田だらけの土地のはずですが、意外にもこういう寄生虫との遭遇は珍しいものになる様です。

鳥類の問題行動

 猛禽類の問題行動といっても、その説明にはインコ・オウム類の問題行動についての解説を理解する必要があり、必要に応じて双方の情報が利用出来なければなりません。
 ここで紹介しているのは、以前に『ハンドレアードとペアレントレアード』というタイトルで書いた、鳥類の問題行動に関する概説の加筆修正版です。
 

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用語解説 cloacolith

 あまり見かける事もない英語ですが、“総排泄腔の石”を“cloacolith”と言います。

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問診の例(緊急性が高い場合)

 “突然元気の無くなったトリ”。つまり、急死しそうなトリが診察室に現れたとします。
 一般の飼い鳥、つまりインコ・オウム類と猛禽類では、同じ様で少し違う事を飼い主の方はたずねられるかもしれません。
 

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鳥類の来院の方法について

 ときおり、数年に一度くらい、輸送中のトラブルにより来院時既に死亡しているトリ達というのが現れるので、(その様な事故を回避するために)トリ達を連れて来院する時の方法について、いくつか紹介いたします。

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(図1.ダンボール箱での来院例。上から何らかの蓋をして(暗くして)、トリが周囲の様子に驚き暴れたりしない状態で連れてきたとすると、この方法は最も無難な来院方法になる。往復で数時間程度の移動ならば、通常、餌や水は要らない)

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用語解説 予後

 手術後の患者の状態や、病気・創傷の将来的な状態、特にそれらの状態に関する見込み、を意味する医学用語である(Wikipedia調べ)
 

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毒蛇咬傷(マムシ)

 日本に生息する毒蛇の内、当地に生息しているのはマムシとヤマカガシです。ほとんどの毒蛇咬傷は、上顎の先端に鋭い2本の毒牙を持つマムシによるものであり、本種はヒトや動物の接近によって攻撃的になり、咬みつきます(図1,図2)。通常、ヤマカガシは奥歯に毒を持ち、攻撃的な性質ではないので、無理をして捕獲しようとしない限り咬傷による被害は起きないとされています(図3)。

20100908毒蛇咬傷(マムシ) (2)20100908毒蛇咬傷(マムシ) (3)20100908毒蛇咬傷(マムシ) (7)
(図1.マムシの頭部と口腔内の毒牙)

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“フクロウの下痢”について

 “猛禽類”とは、鉤(かぎ)状の鋭いクチバシと鉤爪を持ち、小動物や他の鳥類を捕食するトリ達(デジタル大辞泉より)に用いられる集合名であり、この中にはタカ目、ハヤブサ目、フクロウ目という生物学的に異なる3つのグループに属するトリ達が含まれています。
 

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『キズナイーバー』 ぁ~、青春だねえ。

2016-05-09 17.14.25
 5月9日(月)

 雨。

「まあ、そういう事だべ」

「あるんですねー。うちのイヌなんか、ミカンの木の下でミカンが腐って落ちるのずっと待ってます。夏みかん」 

「全ての尺度を、おまえんちの化け犬に適応してはいけないなー。小型犬でサクランボの種子10個は、やっぱ、まずいべ。モモやプラムもだぞ?」

「そうなんですねー」

「果実ではなく、種子に毒がある事になっている。ましてや小型犬で、人間でいう10代相当だからな・・・嘔吐に下痢、いかにもだろ?もちろん、甘いモノを大量に食べた事自体が下痢の原因でもいいけどね」

「この辺の家の庭、必ず果物植えてありますもんねー」

「うちの庭のサクランボなら、3粒食った頃には、全部トリ達に丸坊主にされてたぞ?よーく見るとな、木に種子だけが残ってぶら下がっている」

「・・・(^^;」

 どういう犬達が“当たる”のか知りませんが、レーズンでもキシリトールガムでも、何故か死ぬイヌが出ます。よく、中毒量の記載がテキストに紹介されているけれど、“当たらなかった犬”というのが現れるので、因果関係がよくわかりません。
 

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(動物用)医薬品等の個人輸入

 海外文献などで紹介されている(動物用)医薬品等は、国内で承認されていない医薬品(無承認医薬品)である場合や、既に海外では安価なジェネリック医薬品が流通しているといった背景から、インターネットを通じた個人輸入によって、海外から直接これらを獣医師でない個人が入手出来る事がある様です。

個人輸入
(図1.海外からの個人輸入によって入手した製品が、動物病院で使用されている事は、よくある)

 

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Peregrine wasting syndrome

 本疾病は、2014年に英国人獣医師らによって報告された(1)、ハヤブサ(Falco peregrinus)とそのハイブリッドに見つかった炎症性の腸疾患です。
 本邦において、この様な疾病の発生の報告は無いのですが、海外からの輸入個体の中にこうした疾病に遭遇するケースがあるかもしれないので、紹介のみさせていただきます。
 

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そろそろ・・・

 かれこれ10年ほど、このブログを続けてまいりましたが・・・世間で、詳述された情報がいくらでも手に入るようになり、獣医療系の“お役立ち情報”の更新というのが、すっかり無くなってしまいました。
 日々、駄文の更新を繰り返していてもあまり意味が無いので、ここいらで毎日の更新を打ち切ろうと思います。

 時々、思い出した様に何か小難しい事が書かれているかもしれませんが、それはおそらく数ヶ月に一度か、もしかしたら1年に一度以上間隔の開いた更新になると思われます。
 長らくのご愛読、誠にありがとうございました。
 時々、忘れた頃に、また思い出した様にのぞきに来ていただけたら幸いです。

                                2016年4月7日記
                                わたらい

2015-11-21 14.01.08

鳥類のマイコプラズマ感染症 (Avian Mycoplasmosis)

 鶏病では“鶏マイコプラズマ(Avian Mycoplasmosis)”という表記が用いられますが(1)、“Avian Mycoplasmosis”にはニワトリ以外の鳥種になると定訳が無いので、本稿では、ヒトでよく見かける“マイコプラズマ感染症”という表記を用いております。
 

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猛禽類のウイルス感染症

 ここに挙げる各種の感染症は、一般の猛禽類の飼育者がおそらく遭遇する事のない病気であり、獣医師自身も(診療をする機会が無いので)正しく診断が出来るとは限らない病気の群れです。ただし、過去に本邦で発表された著述の中には(おそらくは誤訳によって)、誤解されている不正確な情報も多かったので(1,2)、その情報の修正と猛禽類の感染症の予備知識を提供する目的で、(猛禽類の)感染症について調べようとした時に遭遇するかもしれないいくつかの有名な伝染病について(3)、簡単な解説を行います。
 

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副鼻腔炎

 副鼻腔炎は、“くしゃみをするトリ”や“鼻水のトリ”に対して使う事の多い名称です。ただし、“副鼻腔炎”は病名ではなく症状名なので、元となった病気の症状の一つとして、この異常は捉えられていなければなりません。

鼻出血
(図1.ボウシインコの鼻出血。この患者は、副鼻腔炎によって頻繁に自身の鼻の周囲を気にしていた)

 

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毛引き症

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“嗉嚢(そのう)の病気”

 おそらく全国的に、かつて一世を風靡した検査とその診断名に“嗉嚢(そのう)検査”と“嗉嚢(そのう)炎”というのがありました。嗉嚢(そのう)の検査自体は現在も行われておりますが、“嗉嚢(そのう)炎”という症状名あるいは疾病名については現在では使わなくなってきておりますので、その背景について説明いたします。

ラセン菌
(図1.嗉嚢(そのう)内容物中に見つかったラセン菌。Campylobacter spp.感染症を疑う症例)

 

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総排泄腔脱 (総排泄口から脱出している諸臓器)

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関節通風

 痛風には、尿酸結晶が内臓に沈着する内臓痛風と、関節に沈着する関節通風があります。パラキート(セキセイインコやオキナインコなど)やオカメインコでは、関節痛風が破行のよくある原因の1つになります。

20110820 009
(図1.オカメインコの関節通風)

 

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プロフィール

わたらい先生

Author:わたらい先生
ま、いいじゃないか(^^;

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