さ~て・・・!

2017-03-19 08.33.08
 3月24日(木)

 晴れ。

「うがああ!どうせなら、このあほうどりが死ねばよかったのだ!」

「そんな・・・かわいそうじゃないですか!」

「やかましい!ああ、また今年もオオタカ買うんだぞ!?悪夢だ!」

「“もうオオタカやめる”って言ってたじゃないですか!そうだ、ハムスターを飼いましょう。“オオタカさん”って名前を付けて・・・」

「ああああ・・・!」

 正気を失った人間に、ろくな思考は湧き上がってはまいりません。
 助手のヤツは、院長が悲惨な目に遭っていると楽しいそうですが、いつか天罰が下ればよいのです。

2017-03-20 15.19.31

 夕飯を買いにコンビニに寄る。
 うっかり、財布から取り出したカードを床に落としてしまい、拾う。

「おつかれですか?」

「いやいや・・・」

 苦笑して返すも・・・端から見ると、どんな顔に見えているのだろう?
 ふと気付くと、店員さんも・・・この人も若いのに店長で、いつも夜はこの人が店員してるな・・・カードを床に落としている。

「すみません!」

「みんな、疲れてるんだよ」

 思わず、顔を見合わせるように苦笑し合う。
 そんな夜もありました。

2017-03-20 15.39.05

 最近は、僕も年なのか、こんな事しか言いません。

 飼っている生き物、それは、トリであっても、ハムスターがカメでも、お馴染みの犬や猫でもいいのですが、その飼育期間が3ヵ月で終わる事があっても、1年で終わっても・・・そういう飼育期間は、飼育書にある生理的寿命を遙かに下回る期間になってしまうはずなのですが・・・その飼育は、その生き物達との付き合いは、“楽しかったのか?”、そっちの方こそが大事なのだと言っています。

 20年生きるかもしれない生き物が、たったの3ヵ月で死んでしまうのは、残念な事です。
 しかし、その生き物の問題行動(吠える、鳴く、攻撃、逃走など)が、あまりにも激しく、全く良い思い出の無い時間を、なまじ死ぬ事が無いばかりに、年単位で消費してしまう飼い主がいたとしたら、それは不幸です。
 飼い主の消費した時間は、楽しいものであるべきです。

 だからこそ、たずねるのです。
 “楽しかったか?”・・・と。
 そうならば、また飼えばいい・・・と。
 クヨクヨする事はない・・・と。

 今回のオオタカとの付き合いは、この数年になく“楽しい”ものでした。
 この“楽しい”が、ずっと続くといいなと思っていました。
 だから、この飼育は良い飼育だったのです。

2017-03-20 15.08.05

 こんな時に限って、やけに仕事仕事仕事で・・・あまり時間をとってやれなかったのが悔やまれます。
 夕方は6時半に終わる病院が、一人で夜の8時まで手術してみたり、診察長引いて終わったら夜の10時を過ぎてた事が二度もあったり・・・。猛禽類や小鳥の来院なんかも多く、こういうのは総じて時間のかかる診療になるので・・・昼も夜も、とにかく時間外まで食い込む仕事がよくありました。
 いえ、どうせ結果は変わらなかったので、余計な事を考えなくて良かったかもしれません。
 
 助手なんかは、“先生にナニカあると、仕事がいっぱいに成るんですよ?”とか言ってカラカラ笑っておりましたが・・・いざという時に備えるため借金の整理までしましたが、自力で盛り返す勢いです。

“このカネで、またオオタカを買うのだ!!”


2017-03-20 19.45.23

 セミを焼いて食うところまで我慢する事は、しないと思います。
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わたらい先生

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ま、いいじゃないか(^^;

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