『フリップフラッパーズ』うん・・・なんか、大団円だった!

2017-01-05 14.15.46
 1月5日(木)

 晴れ。
 強風。

「・・・荒んだ印象だ」

「なにがですか?」

「この壁の血だ。インコケージの壁だぞ?この場所に、猛禽を繋留してるわけではないのだぞ?」

「なにやったんですか?」

「・・・クランポンの毛引きだ」

 鷹連中こそ、こんな血まみれにしないで綺麗に餌を食べてるぞ?
 どんだけ、凄惨な印象を演出したいというのだ(ーー;

 結局、暇つぶしに鼻毛を抜いているのと変わらない行為の話なので、よほど四六時中構ってないと、この問題は解決しない。
 さすがに、一人では限界があるから、スタッフに構ってもらったりという事もやるわけだけれども、年末年始のように長期休暇があると、途端に目立つ様に成る。
 そう、猛禽類のように鷹狩りに連れ歩くというわけにはいかないから、いよいよ退屈と戦う、変化の無い引きこもり生活をさせてしまっている訳なのだが・・・。

 気前よく、新春のご挨拶しに来た業者に、見積もりを3件依頼(買うとは言っていない)
 すぐに壊れるとは思えないけれども、そろそろ値段を知っておきたい備品物品。

2017-01-05 08.31.42

 よく聞かれることだし、何度も同じ事しか聞かれないので、返答もテープレコーダーみたいに同じ。

“先生のご専門は○○なんですか?”

 ヒトの医師の場合の専門とは、大学を卒業した後の進路あるいは方向性を指してそう呼んでいるもので、卒後2年間研修医として実地研修をして過ごした後に専門を決め、その道に進み集中的にその分野の勉強と経験を積み重ねていきます。
 つまり、大学を卒業した後も勉強に継ぐ勉強と研修を続けた人達に対する呼び名で、ソレナリに責任を持ってその人達を指導した先生方も居たはずだ・・・という背景がある人達が専門という事を言っています。
 悪く言えば専門馬鹿ですが、それくらい、その分野についてみっちりしごかれているはず(例外もいる)

 獣医師にはコンナ制度はありませんので、大学を卒業した人達は、銘々が勝手にあちこちの動物病院に就職し、あるものは3日で辞め、あるものは10年経ってもその病院に勤務を続けるという事をして、いつの間にか開業します。
 つまり、定められた研修期間があるでなし、勤めた先の動物病院にしても、“専門”と呼ばれる教育の果てに得たモノによって診療をしていた訳でもない・・・ので、ヒトのお医者さんのような専門というのは最初から存在しません

 いちおう、それでも“専門家”と呼ばれる分野のニンゲンには違いないのでしょうが、何もかもが独学によって成立した分野が日本の小動物臨床です。
 今では、大学でイヌやネコの診療を学生に教えたり、そういう方面の研究成果を発表しているところもありますが、僕らなどは“小動物臨床をヤル“と言っただけでも“妾の子”、“芸者の鞄持ち”とまで呼ばれた、本当の徒花あつかいを受けた最後の方の世代らしいので、何もかもが自分で探してどうにかしてきてしまった・・・それが“専門”の中身です。
 自称専門というのはあるかもしれないし、世の人々が勝手に“あの先生は○○が専門”などと言う事があったとしても、実際には専門教育というのは受けてはいません。
 ソンナモノは最初から無かった

 簡単な話、「僕の説明で納得出来なければ、どうぞご自分で確認して最良の方法を見つけてください」・・・という事を、素で言ってしまえる。
 それは、突き放すとかではなく、本当に相手の方が最適な方法を見つけたってちっともオカシイ事ではない(個人の力には限界がある)という事を、骨身に染みて実感しているからこその言葉だという事です。
 それくらい、ある意味安全を保証されているであろう系統立てた教育体制とは無縁の所で自分で勝手に成長を遂げた・・・小動物の獣医師なんて、僕より上の人達は間違いなくそういう世代です・・・そういう背景のある私達獣医師が、専門を名乗るのは、おかしいというのが、僕の考えです。

 専門なんてモノはありません。
 強いて言うなら、“手を付けられる分野ならば力の及ぶ限り全範囲をやった”のです。


2017-01-05 14.37.582017-01-05 14.39.262017-01-05 10.09.42

 もう、その辺で自衛的に飛ばすくらいしかやる事無いよ。
 きみらどうする?
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ま、いいじゃないか(^^;

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