肺吸虫とクロベンケイガニ

2012-08-10 06.10.47

 肺吸虫というのは、文字通り肺に寄生する寄生虫になるのですが、感染した動物が喀痰(たん)を飲み込むことで糞便中に寄生虫卵が見つかる様になるというユニークな生活環を持った寄生虫です。
 この寄生虫の感染には、中間宿主となる生き物が必要です。終宿主であるイヌやネコは、中間宿主である生物を食べる事によって肺吸虫に感染します。
 中間宿主にはザリガニやモクズガニ、サワガニなどが紹介されている事が多いのですが、おそらく当地で一番ありそうな中間宿主は、海の近くの草地や山林、川などで見かけるカニです。寄生虫学の教科書には、“汽水域のカニ”という事で、写真にある様なクロベンケイガニが紹介されております。ただし、実際には、アカテガニの様な他のカニの場合でも、この寄生虫の感染は起きているのではないかと考えられます。

 (本当はそうでもないという事はあるかもしれないが)どちらかというと、こういう生き物を食べる機会はネコに多い様です。
 つまり、この辺りの土地で、特に海の近くで暮らすネコさん達は、カニを食べてこの寄生虫に感染している事があるのです。

参考文献
新版家畜寄生虫病学, 朝倉書店, 1984
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わたらい先生

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ま、いいじゃないか(^^;

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