眼底検査(オカメインコ)


2016-08-30 13.47.19
(眼底検査の様子。タオルで拘束した後、散瞳薬を使用し、散瞳が確認されたら、直接検眼鏡を用いて眼底を“のぞく”)
 一人餌になる頃にかけて“突然餌を食べなくなった”後に、献身的な介護によって復調を果たしたオカメインコの雛です。
 この鳥種で、こうした病歴の持ち主の中には、眼底検査を行っても眼底の観察が出来ないトリ達というのが現れます。

 眼底検査を行おうとすると、こうしたトリ達の水晶体には問題があり、その奥の構造の観察を妨げてしまうので、眼底を観察することが出来ません。つまり、こういうトリ達は“目の見えにくい鳥”という事になります。
 行動の様子を観ていると、いわゆるロービジョンではあるけれど、生活に不自由は無く、元気と食欲もあります。わざわざ眼底検査を実施して問題を把握していなければ、異常には気付かないかもしれません。

 こうした目の異常は、この鳥種で遭遇する事のあるいくつかのイベント・傾向を説明してくれる様に思えるのですが、ショップの方で事情があって販売されなかった個体を中心に調べているので、結論には至っていません

 ひとつ言えるのは、眼底検査等、鳥類の目の検査の練習用に、オカメインコは選ぶべきではないのかもしれないという事です。もしも、ペクテン等の観察が出来なかった場合、新たにトリが必要になってしまうからです。
 テキストに書いてある事をそのままなぞるだけならば、取り扱いの容易さや眼球の大きさなどから、ハトが最も無難な鳥種になるのではないでしょうか?

2016-11-14 17.03.472016-11-16 08.01.02

(このオカメインコは、若鳥の頃、眼底検査を実施しても眼底を観察することが出来なかった。成鳥羽へと成長したある日、行動の変化等に疑問が持たれ、眼底検査を実施すると、ペクテンと網膜の観察が出来る様に成っていた。こうした変化が、生理的な変化なのか他に問題があっての事だったのか、結論には至っていない)

 このロービジョンは、先天的な理由から終生続く問題というわけではなく、少なくとも雛~若鶏と呼ばれる時期において、上記の様に眼底の観察が出来なかったオカメインコが、その後、眼底の観察が出来る様に成ったという経験があります。
 こうしたトリ達は、成鳥羽への換羽が終わった頃にかけて、周囲への反応の様子や、ヒトの手を咬むときの適格さなどから、“見えているのではないか?”という疑念が持たれたので、散瞳を行った後に眼底検査を行うと、ペクテンと網膜を確認する事が出来る様に成っていました(ただし、水晶体内にはいまだ病変のようなモノが確認出来ることがあります)
 
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ま、いいじゃないか(^^;

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