用語解説 Gut-loadingあるいはDusting

 鳥類の飼育書に、他の動物種では常識的な用語が用いられていると、違和感を覚える事があります。
 Gut-loadingとDustingは、本邦でも“ガットローディング”、“ダスティング”で通用する事が多くなっている様ですが、そもそも、特別な○○法という名称の存在しない、餌用の昆虫(あるいは無脊椎動物)を給餌前にサプリメントで処理をしておく為の手法でした。

 “ガットローディング”というのは“腸詰め”、最も顕著なのはミミズになるそうですが、その栄養組成が消化管の内容物の変化に顕著に影響を受ける生き餌に対して用いられる方法で、給餌の前に与えたいサプリメント(あるいは駆虫薬など)を生き餌に食べさせておき、栄養を強化するという方法です。実際にはミルワームに対して、こういう事がよく行われます。

 “ダスティング”は、散粉あるいは散布という意味になります。よく用いられるのは餌用コオロギに対してですが、給餌の直前に、袋の中にコオロギとサプリメントを一緒に入れてよく振り、粉末がまんべんなくかかった状態の昆虫を与えます。
 日常的に行われる事が多いのはカルシウムの補給ですが、通常手に入る炭酸カルシウム以外の使用は推奨されません。特にビタミンDが追加されているカルシウムサプリメントや、医療用のグルコン酸カルシウムの使用は、治療目的の短期使用ならいざ知らず、中長期的には問題が生じます。

 こういった手法に名称が用いられているのが目に付く様になったのは、この10年程度の事ではなかったかと思います。
 ほとんどの場合、鳥類では昆虫以外の食餌で飼育できる事が多いので、繁殖や育雛など、特別な状況以外でこの方法が必要になる事はありません。

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猛禽に与えるものではなく、クレステッドゲッコーにコオロギ与える時に使っているカルシウムを思わず確認しました。
カルシウム(炭酸カルシウム99%)と表記してあります。
今のところクレスは元気です。何かあった時はクレスの診察もお願いするかもしれません(^_^;)
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ま、いいじゃないか(^^;

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