用語解説 Caryospora属

 コクシジウム類は鳥類全体で見つかる原虫ですが、猛禽類で見つかる病原性を呈する種はCaryospora spp.です。他の鳥種でよく見つかる、アイメリア属やIsospora 属のコクシジウム類では、ありません。
 
 Caryospora を、“カリオスポーラ”と表記する場合と“カリヨスポーラ”と表記する場合がありますが、前者は表記から推測した読み、後者は音(おん)でこの寄生虫を覚えた、つまり、実際に英会話の出来る訳者が発音を覚えていて日本語に起こした場合、“カリヨスポーラ”と書いている様です。
 いずれにせよ、本邦ではあまり知られていない寄生虫なので、どちらの日本語表記も定着しているとは言えず、Caryospora spp.という表記も、使われます。

 Caryospora spp.は、爬虫類、特にヘビ類で見つかるコクシジウム類でもあります。ウミガメやトカゲ類でも見つかっておりますが、ヘビほどの多種類は、見つかってはいません。これは猛禽類についても同様です(現在の所、ヘビで見つかったCaryospora spp.が、一番種類が多いらしい)。ただし、将来的に、猛禽類のCaryospora spp.だけで、150種ほどに成るのではないかとも言われています。
 猛禽類について、本種が見つかっていない鳥種というのは無い様ですが、特に飼育下のハヤブサ類については、無症状のまま大量死が報告されたケースがあるなど、大きな脅威として、その管理が求められています。

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ま、いいじゃないか(^^;

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