用語解説 そのう炎、そのう熱傷、酸敗そのう

crop burns(そのう熱傷)
sour crop(酸敗そのう)
そのう炎(そのうカタル)・・・?

 よく使っていた用語であるにもかかわらず、”そのう炎”に該当する英単語が、無い。例の如く、鳥類医学の常識がひっくり返る様なお話ばかりで・・・英語文献(海外情報との照合)とは面白い。

 よくよく考えてみると、この部位の”炎症”には定義の様なモノがあるで無し、内訳は、細菌、真菌、寄生虫などの感染症、異物や刺激物の摂取など、”なんでもあり”による炎症という言葉で説明をしていました。
 情報を比べて整理していくと、英語はこの辺に存在するであろう理由を、かなり具体的に分けて説明している。つまり、"infection(感染) ”であり、”proximal oesophagus(食道狭窄 ←トリコモナス症やカンジダ症、酸などによる損傷時に起きる、具体的な被害の状況)”への処置の項としての説明はあっても、”そのう炎”という項が無いんですね。
 これ以外に、”sour crop(酸敗そのう)”というのもありますが、幅広く見れば、コレだって”そのう炎”です。しかし、具体的な状況に対する、特異的な治療の項として説明が行われておりまして、少なくとも、”proximal oesophagus(食道狭窄)”とも、”crop burns(そのう熱傷)”とも、原因も、治療方法も、違う問題として説明がされています。
 当然ですが、各々の問題は、発生しやすい鳥種や育成方法について言及がありますから、各種の問題を分けて考えた方が、各疾病を理解しやすくなります。。

 日本語と英語の違いは、日本語は十把一絡げの説明をしたがるのに対して、英語は分類整理、いわゆる科学的思考を習慣付けられている人達の説明であると言えるのかもしれません。ただし、いざとなると”学問”の世界ですので、英語圏の説明の方に軍配が上がりやすいのは、致し方ないと言えるのかもしれませんね。

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ま、いいじゃないか(^^;

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