マダニの咬着

マダニ咬着20080626

 一般に“マダニ”と言いますが、この寄生虫には“フタトゲチマダニ”のように数多くの種が存在しており、これらを一つにまとめて“マダニ”という呼び方がされています。
 この寄生虫は、雑草の葉の裏などに潜んでおり、熱や二酸化炭素(つまり、動物の吐く息)に反応して宿主に向かって落下します。感染の時期は暖かい時期全体を通じてという事になるのですが、ノミに比べると涼しい時期によく見つかります。

 マダニの咬着はどの動物でも見つかるのですが、特に多いのはイヌです。一般に1~2匹がイヌの顔や前肢の足先などに付いているのが見つかる程度が普通なのですが、盛夏になると、動きの鈍くなった屋外に繋留されている老犬や病犬に数十~数百という数で大量に寄生しているのが見つかる事があります(写真)。この様な場合、マダニ1匹が吸血する血液量は極少量なのですが、全体として宿主が喪失する血液量はかなりのものになるので、宿主にとって致命的な状態を発生させてしまう場合があります。

 マダニは、コントロールの難しいいくつかの感染症をペットの動物やヒトに伝染す事があるので、気になる飼い主の方には通年の予防が推奨されます。

鞭虫卵

鞭虫卵

 イヌに、“いつまで経っても治らない”慢性下痢を引き起こす寄生虫の卵です。
 通常、繁殖施設の様なイヌの密度の高い場所で発生しますが、当地では、普通に飼育されている民家のイヌが、屋内飼育/屋外飼育を問わずに、感染している場合がある様です。

コクシジウムのオーシスト

犬コクシジウム20160707

 この寄生虫は、いずれの生き物であっても幼若動物で多く遭遇し、その生物の密度が高い場所を汚染します。
 つまり、イヌならば繁殖施設の子犬(販売されている子犬)、ネコならば牛舎や豚舎の出身の子猫が、この寄生虫を保有している事がよくあります。
 最近は、1回の使用でもコクシジウムを駆除出来る事のある、家畜用の効果の高い駆虫薬がイヌやネコにも使用されるようになったので、この寄生虫に遭遇する頻度は激減しました。

耳ダニ

20161021耳ダニ(イヌ)

 耳ダニは、イヌでもネコでも見つかる外部寄生虫ですが、イヌからイヌ、ネコからネコへと伝染り、イヌからネコ、あるいはネコからイヌへ伝染るという感染の仕方をしません。
 つまり、耳ダニは、イヌ同士、ネコ同士の接触のある場所で感染するのが普通です。この感染は、外気温や天候(雨や乾燥)の影響を受けるので、年によって遭遇の多い少ないがあります。

フィラリア陽性犬

20120329ミクロフィラリア

 感染後の年数が経過していないフィラリア感染犬は、直接鏡顕によってミクロフィラリアを検出する事によって診断出来ますが、少数寄生例や年月を経た感染では“オカルト感染”と呼ばれる状態に成るので、この方法では診断が出来なくなります。

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壷形吸虫卵


20161020壷形吸虫

 カエルを食べているイヌやネコの、お腹に湧く寄生虫です。ヘビやトカゲを食べても、感染があるかもしれません。
 当地は周囲が水田だらけの土地のはずですが、意外にもこういう寄生虫との遭遇は珍しいものになる様です。
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わたらい先生

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ま、いいじゃないか(^^;

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