捕食


わたらい先生の憂鬱 わたらい先生の憂鬱


 カラスの群れがすごい事に成っていたそうで、アオバズクの来院です。

 状況としては、カラスないし他の猛禽に捕食を受けていた所を、農家の方に保護された・・・という事の様です。


 栄養状態は申し分なく、問題の無かった個体です。

 外傷を縫合後、山へ放してきました。

 自然の摂理、風景の一つですね。

 人間の過大な干渉は、避けるべき。

走り去られました

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 左翼骨折のチュウサギ(どうでもいいけど、遠目にチュウサギとダイサギって、どう区別するんだろう?)を見つけるのですが、意外に歩幅のあるトリで、僕の足では、追いつく事が出来ません。

 痛くは無い日でも、走るのは駄目みたいです。

ここで、打つんだけど・・・


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 四方道路。

 ハンターの行動から、鳥獣保護法をうかがい知るのは、難しい。

「治せるのか?」


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 トビが収容されました(↑)。

 トビは、“死んだふり”をするトリですから、この状態で運ばれて来たからといって、必ずしも諦める必要は無く、慌てる必要も無い。

 正しく、身体検査なぞして、瀕死なのか、フリなのか、見分けていきます。


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 餌まで食べるこのトリの問題点は、骨折でした。

 さて、問題。


 このトリは、手術適応すべき、諦めるべき(断翼ないし安楽死)?


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 ここで、骨折部位とおぼしきの、羽毛を掻き分けていきますと・・・

 すごい臭いですね。

 硬い(ミイラ化)。

 既に時間の経過した解放骨折で、組織は乾燥と腐敗によってアウトでした。



 ポイントになるのは、こういうケースを、ろくな身体評価もしないで、レントゲンだけ見て、ダラダラと放置してみたり、治りもしないのにピンを入れてみたりしない事。

 選択肢は、断翼による終生飼育か、安楽死です。

 もしも、細胞や組織の生きている状態であったら、テープ固定は行わないで、ピンニングによる経過観察が必要です。

遠路はるばる


わたらい先生の憂鬱
 10月16日(日)

 晴れ。

 来院16。

 来院の目的は、クチバシの切削。
 ついで仕事で、そのう検査の依頼もあったけど、以前に、別の町で暮らしていた時に、有名鳥類診療病院で再三の糞便検査を受けていたそうで、そっちの情報を、信用する事にして中止。

 そのう検査自体が一種のトレンド、それも流行遅れだと思うので(^^;
 ゴキブリの如く走り回るゴシキセイガイインコを、追いかけ回し・・・どうでもいいけど、僕は、ああいう動きのトリが好きらしい(^^;)・・・それなり、楽しいひと時を過ごさせていただいて、終了です。


 驚くのは、やって来た先というのが、隣市で、片道三時間程のところ。
 なにせ、北海道ですから、“市”と名の付く隣町・・・それ程遠い(^^;
 紆余曲折を経て、あっちの病院、こっちの病院で断られ続けて、ようやく、リクエスト通りの仕事をしてくれそうな獣医というのが・・・フラフラ、帯広に遊びに来る”わたらい”という獣医だった。


 誰か・・・やりません?
 クチバシと爪切って、○千円ですよ?

夕方には晴れて・・・


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 西日が照り注ぐ灼熱地獄・・・だけど意外に、膝が痛くない。

 やっぱ、暖まるのが大事らしい。

 でも、脱水気味(ーー;

わざわざ、探して来てくれ・・・


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 10月15日(土)


 雨のち晴れ。


 来院17。

 イヌcast1(停留精巣)。


 今でも、時々驚くのは、僕が帯広に来るのを“待って”、わざわざ探してやって来てくれる飼い主の方達が、居る事だろう。

 無論、初診である。


 ショップの人なんかに聞いてみても、全く、完全にリジェクト(拒否)している動物病院ばかりでなく、受け入れはしてるけど診断に自信は無い・・・“答え合わせ”をショップに頼んだという、笑えない冗談があったとか無かったとか・・・(^^;


 今日の来院は、カメの誤嚥性肺炎。

 おそらく、換水時、あるいは子供のおもちゃにされる等した際に、慌てて水に飛び込み、その際に起きた事故。

 症状は、遊泳困難に、口腔を満たす泡・・・レントゲン無いから、画像診断は出来ないけれど、まあ、こんなもんでしょ?

 ついで仕事で、飼育環境を知る為に、水槽の様子を写真で確認(ケータイって便利ね^^;)・・・いくつか、補足的な確認(水温設定とか)して、終了・・・飼育失宜が無く、個体の栄養状態等に瑕疵は無いので、“事故”だろうという所に、推理が行く・・・そういう流れ。

 問題は治療で、2~3週間くらいの注射と、何らかの形での栄養補充・・・って辺りが、技術が必要で、やってくれる病院が無い。

 ちゃんとやったら、5~10万円くらいのカメにはなるが、一方でちゃんと収入になるのに?

 ・・・って辺りが、帯広の爬虫類診療事情らしい。


 誰か、やりません?



 サポーター外したら、かぶれてブツブツだらけ(ーー;

 なかなか大変。

お出かけ準備


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横断中のカメ


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 秋は、陸上を移動するカメを見かける事のある、季節です。

 夏の間、それぞれ、水田等で過ごした個体達が、いつもの越冬場所に向かって、集まって行くんですね。

 

 飼育下のカメ達と違い、本来のカメは、生活に広い面積を必要とする生き物で、その生活空間は、陸上を含みます。

 そのため、道路等による移動ルートの寸断は、時として命がけの大冒険を、カメ達に強いる事になります。

 諦める事をせず、わりと頑固に、昔から利用しいる場所を、AからBへ行き、BからAへと戻り、何年も、何十年も、カメ達が同じ往復を繰り返すらしい事が、研究によって分かって来ています。


 もしも、路上でカメを見つけたら、進行方向に向かって“横断”させてあげるのも、やり方かもしれません。

 引き返して、手近な池などに放り込んでおきますと、また出てきて、横断を試み、路上で跳ねられていたりする、難儀な生き物です。


 自然絶滅の可能性もある、ニホンイシガメの話です。

プロフィール

わたらい先生

Author:わたらい先生
ま、いいじゃないか(^^;

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