ボブホワイト(コリンウズラ)


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 日本人が、ニワトリの鳴き声を聞いたとすると、ごく当たり前に“コケコッコー”と鳴いていると言います。
 ところが、日本語を話さない人々にとって、その鳴き声は“コケコッコー”に聞こえていないそうです。

 “ボブホワイト”は、英語圏の人達がこのトリの鳴き声を文字に直すとそう聞こえている事から付いた、一般名です。
 白い羽毛なんか、何処にもありません。
 もちろん、日本人がこのトリの鳴き声を聞いても、“ボブ・ホワイト”と鳴いていると思ったりもしません。

血液検査の読み方

 ここで言う血液検査とは、血液生化学検査の事です(図1)。
 世間一般にある診療施設で行われている血液検査には、ひとつの特徴があり、さらに鳥類の血液検査という事になりますと、哺乳類の診療には無い独特な背景が加わります。

 来院していただいた飼い主の皆様には、簡単に、口頭でかみ砕いた話をするか、結論のみお知らせするように、できるだけ簡略な説明を心がけておりますが、それだけでは逆に不安を感じるという場合も当然あると思いますので、以下の様な詳しい解説も用意してみました。

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(図1.血液生化学検査の例。採血量に応じて、検査の項目数は増減する)


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小翼羽の変位

 素人目にも分かる異常で、「これはなんでしょうか?」と、ちょくちょく尋ねられる翼の変形に、小翼羽の変位があります(図1)。

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(図1.飛翔中のハリスホークの小翼羽。この小さな羽毛は、ある程度トリの意思で動かす事が出来る)

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ストレスライン

 “ストレスライン(stress line)”は、もう日本語に成っていると言っても構わないくらい、有名な羽毛異常を表す用語です。ストレスラインは、成長中の羽軸根への“様々な障害の結果”、羽板を横切る様に現れる線(ライン)です。線ではなく、帯(bar)とする記載されることもあります。イヌの股関節の評価の際に使う“ストレスライン”は、別の用語です。
 この用語には異表記があって、stress mark、stress bar、fault line、fret lineとも記載されます。

 臨床上、こうした所見は、換羽時にあった疾病の存在や栄養欠乏症、外傷あるいはなんらかの出来事によって、患鳥がストレスを受けた事を示唆している・・・といった捉え方をします。

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食道ろうチューブ装着状況


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 何らかの事情によって、食餌の経口摂取が行えなくなった患者に対して、一時的に行う処置です。
 クチバシや口腔内の損傷、過度の食欲不振の際などに用います。

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鳥類におけるボリコナゾールの使用について

 ボリコナゾールは、第2世代のアゾール系抗真菌薬です。この薬は、2002年に米国のFDAで承認され、ヒトの侵襲型アスペルギルス症の治療などに使用される様になりました(本邦での承認は2005年)。2007年に、この薬がハヤブサ類のアスペルギルス症の寛解率を大幅に改善した事が報告されると(1)、この薬剤は鳥類の臨床でもよく使用されるようになり、(特に鳥類のアスペルギルス症の治療において)現在入手可能な海外のテキストの中には、従来使用されていた抗真菌薬が記載されなくなっているものが見つかるほど、主要な位置を占める様になりました。

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(図1.ボリコナゾールの内服薬。非常に高価な薬であったが、現在では後発品が利用可能である)

 

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投薬の実際(便利なしつけ)


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 必要な量の薬を、ストレス無く、確実に与える投薬の例。
 この方法を実行するには、事前に“しつけ”が行われたトリである必要があります。

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パスワード入力について

 クリックしてもらうと分かると思いますが、当院を御利用の皆様であれば、容易に分かる様にしてあります。
 
 内容は、あくまでも当院の治療方針に沿ったものであり、他院での同様の方針や品質に基づいた診療を保証するものではありません。そのための、“当院を御利用の皆様であれば、容易に分かる”パスワードです
 当院を御利用にならない方々が記事の閲覧をするのは一向に構わないのですが、独自性の強い内容について述べられておりますので、この点について御留意くださいませ。

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ウズラ卵、食べてますか?

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 ああ、ハリポタが懐かしい・・・。
 世間では、第二次フクロウブームとでも申しますのでしょうか、フクロウの飼育羽数と来院数が増え・・・今年は酉年ということも手伝ってか、ハリスホークのメディアへの露出が増えているそうで、この鳥種も再びブームが訪れるのでは(?)という下馬評まで流れているほどの、空前の猛禽類ブーム・・・が、来るかもしれない、今日この頃です。

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眼底検査(オカメインコ)


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(眼底検査の様子。タオルで拘束した後、散瞳薬を使用し、散瞳が確認されたら、直接検眼鏡を用いて眼底を“のぞく”)

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散瞳

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 文献に書かれていた情報を追試する為に、使用可能とされる筋弛緩薬を溶解し点眼したところ、良好な瞳孔径の拡大が得られ、眼底の観察を行う事が出来ました(写真左)。
 

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眼底検査(無散瞳)

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(フラッシュを焚いて写真撮影を行ったところ、偶然、オオタカの眼球内のペクテンが写っていた。眼底検査は、この構造の観察を故意に行おうとする行為である)

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猛禽類のクリプトスポリジウム症について

 ヒトの食中毒の原因となる原虫類に、クリプトスポリジウムがあります。この寄生虫は、(ヒトも含めた)宿主となる動物が排泄したオーシストを含んだ糞便で汚染された水や食物を摂取したり、この寄生虫のオーシストが付着した土、ヒト、物に接触する事によって感染します。この寄⽣⾍のオーシストは、プールや飲み⽔の消毒に使⽤される通常の濃度の塩素では死滅しないので、世界中で水道水を介して(ヒトの)集団感染が発生したという報告があります(1)。

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鳥類の問題行動

 猛禽類の問題行動といっても、その説明にはインコ・オウム類の問題行動についての解説を理解する必要があり、必要に応じて双方の情報が利用出来なければなりません。
 ここで紹介しているのは、以前に『ハンドレアードとペアレントレアード』というタイトルで書いた、鳥類の問題行動に関する概説の加筆修正版です。
 

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用語解説 cloacolith

 あまり見かける事もない英語ですが、“総排泄腔の石”を“cloacolith”と言います。

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問診の例(緊急性が高い場合)

 “突然元気の無くなったトリ”。つまり、急死しそうなトリが診察室に現れたとします。
 一般の飼い鳥、つまりインコ・オウム類と猛禽類では、同じ様で少し違う事を飼い主の方はたずねられるかもしれません。
 

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鳥類の来院の方法について

 ときおり、数年に一度くらい、輸送中のトラブルにより来院時既に死亡しているトリ達というのが現れるので、(その様な事故を回避するために)トリ達を連れて来院する時の方法について、いくつか紹介いたします。

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(図1.ダンボール箱での来院例。上から何らかの蓋をして(暗くして)、トリが周囲の様子に驚き暴れたりしない状態で連れてきたとすると、この方法は最も無難な来院方法になる。往復で数時間程度の移動ならば、通常、餌や水は要らない)

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用語解説 予後

 手術後の患者の状態や、病気・創傷の将来的な状態、特にそれらの状態に関する見込み、を意味する医学用語である(Wikipedia調べ)
 

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“フクロウの下痢”について

 “猛禽類”とは、鉤(かぎ)状の鋭いクチバシと鉤爪を持ち、小動物や他の鳥類を捕食するトリ達(デジタル大辞泉より)に用いられる集合名であり、この中にはタカ目、ハヤブサ目、フクロウ目という生物学的に異なる3つのグループに属するトリ達が含まれています。
 

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(動物用)医薬品等の個人輸入

 海外文献などで紹介されている(動物用)医薬品等は、国内で承認されていない医薬品(無承認医薬品)である場合や、既に海外では安価なジェネリック医薬品が流通しているといった背景から、インターネットを通じた個人輸入によって、海外から直接これらを獣医師でない個人が入手出来る事がある様です。

個人輸入
(図1.海外からの個人輸入によって入手した製品が、動物病院で使用されている事は、よくある)

 

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Peregrine wasting syndrome

 本疾病は、2014年に英国人獣医師らによって報告された(1)、ハヤブサ(Falco peregrinus)とそのハイブリッドに見つかった炎症性の腸疾患です。
 本邦において、この様な疾病の発生の報告は無いのですが、海外からの輸入個体の中にこうした疾病に遭遇するケースがあるかもしれないので、紹介のみさせていただきます。
 

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鳥類のマイコプラズマ感染症 (Avian Mycoplasmosis)

 鶏病では“鶏マイコプラズマ(Avian Mycoplasmosis)”という表記が用いられますが(1)、“Avian Mycoplasmosis”にはニワトリ以外の鳥種になると定訳が無いので、本稿では、ヒトでよく見かける“マイコプラズマ感染症”という表記を用いております。
 

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猛禽類のウイルス感染症

 ここに挙げる各種の感染症は、一般の猛禽類の飼育者がおそらく遭遇する事のない病気であり、獣医師自身も(診療をする機会が無いので)正しく診断が出来るとは限らない病気の群れです。ただし、過去に本邦で発表された著述の中には(おそらくは誤訳によって)、誤解されている不正確な情報も多かったので(1,2)、その情報の修正と猛禽類の感染症の予備知識を提供する目的で、(猛禽類の)感染症について調べようとした時に遭遇するかもしれないいくつかの有名な伝染病について(3)、簡単な解説を行います。
 

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副鼻腔炎

 副鼻腔炎は、“くしゃみをするトリ”や“鼻水のトリ”に対して使う事の多い名称です。ただし、“副鼻腔炎”は病名ではなく症状名なので、元となった病気の症状の一つとして、この異常は捉えられていなければなりません。

鼻出血
(図1.ボウシインコの鼻出血。この患者は、副鼻腔炎によって頻繁に自身の鼻の周囲を気にしていた)

 

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毛引き症

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“嗉嚢(そのう)の病気”

 おそらく全国的に、かつて一世を風靡した検査とその診断名に“嗉嚢(そのう)検査”と“嗉嚢(そのう)炎”というのがありました。嗉嚢(そのう)の検査自体は現在も行われておりますが、“嗉嚢(そのう)炎”という症状名あるいは疾病名については現在では使わなくなってきておりますので、その背景について説明いたします。

ラセン菌
(図1.嗉嚢(そのう)内容物中に見つかったラセン菌。Campylobacter spp.感染症を疑う症例)

 

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総排泄腔脱 (総排泄口から脱出している諸臓器)

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関節通風

 痛風には、尿酸結晶が内臓に沈着する内臓痛風と、関節に沈着する関節通風があります。パラキート(セキセイインコやオキナインコなど)やオカメインコでは、関節痛風が破行のよくある原因の1つになります。

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(図1.オカメインコの関節通風)

 

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Splay leg

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肝リピドーシス(脂肪肝)

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ま、いいじゃないか(^^;

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